シネマ!みちブログ

シネマ! みちブログ

★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

【推し本】ルワンダ ジェノサイドからの生還「生かされて」

こんにちは。

40代パート主婦の、みちです。

 

f:id:giftfromsea:20200517165052p:plain

 

今日は、こんなnewsがありました。

 《ルワンダ大虐殺の重要指名手配犯、フランスで逮捕》

ルワンダ有数の富豪であり、

大虐殺において資金を工面した84歳の同容疑者が、

パリ郊外で偽名を使って暮らしていた。

「司法当局が25年間行方を追っていた」逃亡者が逮捕されたという。

*yahoo newsより引用

f:id:giftfromsea:20200517190754j:plain


 

コメント欄に、

「生かされて」という本を読んだことがあります。

どうしてあんなに人が残虐になれるのか理解に苦しむけど、これも現実だと

認識しておかないといけない。

我が国でも同じことが起こらない保証はない。

 

あっ❗️

読んだかも?

f:id:giftfromsea:20200517173810j:plain

教会か、牧師さんの家、のトイレの中で

複数の女の子と一緒に、

匿ってもらい、なんとか生き延びた、少女の実話、、、。

もしかしてあれかも?

 

果たして、その本でした。

 

印象深かったくだり

 

1、狭いトイレの中で複数の女子と一緒に、過酷な生活を送っている時

ボーイフレンドが友人と遊んでいる会話を、壁越しに聞きながら、

心が離れていくところ。

 

2、村の長的な存在であった父が、友の裏切りにより、

おびただしい数の同胞と共に命を落とすところ。

 

3、聡明で優しかった兄が、逃亡のチャンスを逃し、息絶えた後。

頭がいい奴の脳みそ見てみないか、という猟奇的感情と嫉妬心から、

遺体を穢されたところ。

 

 

f:id:giftfromsea:20200517191832j:plain

 まとめ

 唐突すぎて、驚かせてしまいましたか。

 

政治的、社会的な背景は、この本では書かれていません。

他国の民族間の出来事ですし、歴史的な知識もないので、

どっちが良いとか、悪いとかの判断もつきません。

 

ただ、わかるのは、

アンネ・フランクさんの境遇が、大分ましだったのだ“と感じられるくらい

悲惨極まる出来事が、自分の思春期に起こっていたのだ、という事実。

 

現在も、世界のどこかで、誰かが、“似たような状況に置かれている“

かもしれない、し、今後も起こりうる、という見方もできる。

 

 「争いは人間の醜い部分をあぶり出す」というシンドラー

 

「いい人は帰って来なかった」と言った、夜と霧のフランクルのセリフ

を思い起こす。

 

残酷な殺戮が行われた一方で、赦し、共存している現在のルワンダの姿。

 

25年という月日が経っても、責任の所在は明らかにする、という

姿勢が示されたことは、意義深いと思いました。

 

あなたはどう感じるでしょうか?

 

ではまた!