シネマ!みちブログ

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★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

【バリアフリー】「典子は今」からホーキング青山まで

こんにちは。
昨夜、後ろ髪右側がすべて白髪になった夢をみた、パート主婦、みちです。
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今日は、障がい者が発信するメッセージは、
私もあなたも〇〇だ、という話です。

〈もくじ〉

ー映画「典子は今」が描いたこと

ホーキング青山の本を読んでみた

「典子は今」が描いたこと

典子は、今

典子は、今

  • メディア: DVD

お母さんが妊娠中に
サリドマイドという薬を飲んだことで
生まれた時から、両腕がなかった典子さん。

お役所勤めをする成人した典子さんが、
どんな風に育てられ、どんなことを感じていたのかを
回想、再現している映画である。

私はこの映画を、地域のコミュニティー会館で、母と一緒に見た。
満員御礼の立ち見であった。
話題作だったのだろう。席と席の間の階段に座りながら見た記憶。

典子さん本人が、出演しているからこそのインパクト。演技じゃない。
腕がないから、足でなんでもやるし、その姿に、

スゴっ!

と単純に思う。

そうやって、するんだ。

の連続。
日常生活のこと、たとえば服を着ることや、食べること、
楽器を弾くこと、爪を切ることなどをして見せてくれて

ほら、できるんだよ。

と、言っているみたいだった。

ただ、典子さんの友人で、車椅子に乗っていた女性が、
車椅子ごと、崖から身を投げるシーンが、重かった。

主題歌のレコードを、母が買ってくれたから、
家に帰ってきてからも、それからしばらく
聞いていた、のを覚えている。

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おっさんが歌っていた

ホーキング青山さんの本を読んでみた

彼は芸人である。
ビートたけしとの漫才みたいな対談本である。
口述筆記のようだから、馴染みやすい文体ですぐ読めちゃう。

共感した部分は、
・健常者と障害者を分けない方がいい、昔は混ざっていたんだから(たけし)
・聖なる存在じゃねえ、良いやつも悪いやつもいる(ホーキング青山

ホーキング青山さんは、肢体不自由であるが、知的能力が高いから、
自分が受けた教育、考えを、とても細かく、分かりやすく、
しかも笑いに変えて伝えられる。

もっと、声にできない、言葉にできない人の、気持ちも知りたいなあ。

まとめ

私が受け取った、障がい者からのメッセージは

私もあなたも同じだ、です。

月並みだなあ。

自分も、いつかなる可能性もあるんだから、(事故や年をとることで)
ひと事だと思わない、思えない、ということから考えてみました。
あなたはどう感じるでしょう?

ではまた!