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★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

【書評】五木寛之【大河の一滴 コロナ時代に再注目の一冊】

こんにちは、いつも読んでくださる読者さま、はじめましての方、ありがとうございます。

パン工場パート主婦のみちです。本や映画の感想を書いています。

大した持論はないけれど、思うことは多々ある。

他の人が、同じものを見て、同じ本を読んで、どんな風に感じるか?

同じように感じるのか?はたまた、違うところに注目しているのか?

何か重要なことを、私は見逃してないだろうか?

そんなことを思いながら、いろんなレビュー、読書感想文を読んでいます。

私のような方に、少しでも私の感想が目に止まればいいなあ、と思いつつ書いています。

 

大河の一滴

大河の一滴

 

 

 日々の生活は、さほど変わりなくすぎているようでも、世界は少しずつ変わっている。

当たり前だけれど。川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず、ですもの。

心の中で叫ぶこの声。

これから、この世界はどうなるのか?何が起こるか?

 

未来予測を立て、危機には備えておきたい。

 

参考になるのは、1930年代あたりか。

 

二度の世界対戦を挟み、天災、人災をくぐり抜けてきた先人達の声はとても貴重である。

 

そんなサバイバーの一人、五木寛之さんの本を読みました。

 

そして、思うこと。

 

中年が全てを失って生活を立て直す事は、劇的に難しく、人によっては不可能ですらある。

 

家はなく、仕事を奪われ、妻をなくし、蓄えもない。

何よりも、自信を失い、信じていた世界がひっくりかえってしまった衝撃。

 

そんな状況に陥っている父を支え、妹、弟のお腹を満たす為に右往左往、奔走する五木寛之さんの少年期が、描かれた随筆が、大河の一滴である。

 

五木さんのお父さんは、教師として、日韓併合時代に情熱を持って、取り組んでおられていたけれど、敗戦、引き揚げで、翻弄されたそうです。

 

私も40代で、ひとごとではない。

 

全てを失っても、立ち上がれるか?

 

コロナ時代に、改めて注目されているそうです。

 

あなたは、どう感じるでしょうか?

 

動画も聞いてみてください。

 


【大河の一滴】五木寛之【君はコロナ時代をどう生きるか】

ではまた!