お久しぶりのみちです。
最後の更新から、もう40日以上経ちますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、いまさらながら愛の不時着を見て、沼に少しずつ、しかし確実にズブズブとはまっています。
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もはや、次の作品を見ても入って来ず、一旦心の整理をしようと思う。
♦誰も触れないから言いたいこと
愛の不時着では、数多くのパロディーがちりばめられています。
しかし、誰もがさらりと流しているワンシーンについて、一言。
「これ、ユ・ジテっしょ。」
えぇ、耳野郎マンボクが盗聴の仕事から転職した後の場面です。
この映画のストーリーは、もはや思い出せないけど、美しいシーンとして記憶にあるので。
♦痛恨のミス
各回の終わり3分位の、いわゆるボーナストラック、追記的なシーンを見ていなかった!
先の話に進みたいあまり、残り3分は予告編と思い込んでいた😓
数多くのレビューや、感想動画のお陰で、この3分が大切で伏線回収場面とわかりました。
これを見ずによくも理解出来たな?って思ったし、なるほどねと思ったし、知っていればもっと感動できた!と思ったほど、重要かつ、素敵なシーンでした。
♦韓流にはまって20年の私が感じた3つのこと
まず、韓国の財閥令嬢ながらも、自立した女性が描かれたなあ、と。
次に、南北の経済的な格差がタイムスリップものに見えた。
最後は、北朝鮮の軍人との恋愛を通して、分断国家を痛感したことだ。
♦自立した女性
最近のディズニープリンセスよろしく、韓流も同じ流れであるようだ。
時代は、シンデレラを求めていない。
このドラマの主人公ユン・セリは、北朝鮮の軍人であり最愛の人リ・ジョンヒョクに寄りかからず、財閥令嬢としての経済力、人脈を総動員する行動力をみせた。
韓流あるあるの、デパートで洋服の試着を女性にいくつもさせて、最後には男性が大人買いする場面も、逆転していた。
お陰で、リ・ジョンヒョク演ずるヒョンビンの軍服からの変身シーンを堪能できたわけだけど😏
女性が無闇に男性に寄りかからない姿を描く作品として、ソン・イェジン主演の、よくおごってくれる綺麗なお姉さんのユン・ジナもそうだった。
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女性の、結婚、出産という一連の典型的な幸せ像から離れるという共通点もある。
また、前半の舞台が北朝鮮であり、侵入者としてのユン・セリを守るジョンヒョクが、後半では舞台が韓国になり、逆にセリに守られるシーンも多く、力関係が対等になって描かれているのも特徴。
♦タイムスリップ、ラブロマンスといえば
JYJパク・ユチョン主演の屋根部屋のプリンスで、現代と朝鮮時代のタイムスリップと取り巻き3人衆のコメディーを思い出す。
愛の不時着では、北朝鮮から韓国に来た時の部下四人と耳野郎の5人が、いつも笑わせてくれた。
さらに、北朝鮮のおばさん達4人のおかげで、笑いがたくさんあり、退屈せずに惹きつけられる。
北朝鮮からセリを助けるため韓国に入った、ジョンヒョクの部下5人達が、資本主義経済に驚き、満喫する様子が、上記の3人組に重ねられて同じようでありまた違いもあり、とてもいい場面。
♦軍人との恋といえば
太陽の末裔を、ついつい思い出してしまう。
さらに群像的に、主人公の二人以上に視聴者を惹き付けたもうひとつのラブストーリーが描かれたところも共通する。
国境が恋の障害となる国といえば、他に思い当たらない。
日本でリメイク版を作るなら、キャストを誰にするか、という動画もあり、とても興味深く観たが、この物語を日本で再現することができないほど、社会情勢が違いすぎる。
途中、日韓サッカー戦を北朝鮮出身の部下5人組とセリが、盛り上がって観戦する、という反日映像がある。
南北分断の現実と、統一への足がかりとして、日本を共通敵にして、我が国は一つ、という民族主義が感じられる。
それがまたナチズムを想起させて、私は無邪気に見ることができなかった。
日本人ファンを意識した上で、気持ちを揺さぶっているのか?
まだこの手を使い続けて、世界に発信している韓国に対して、日本人として、残念です!と言うべきか。
大好きな韓流で、たくさん学べば学ぶほど、溝を感じる悲しさ。
でも、この感情こそが、国同士をこじらせるものだと思ったりもする。