シネマ!みちブログ

シネマ! みちブログ

★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

縞模様のパジャマの少年

まだまだホロコースト映画の紹介はおわりません!

今回は、アウシュビッツ絶滅収容所所長の息子とユダヤ少年の交流の物語、です。

 

あらすじ

僕は、8才の男の子。お父さんは、カッコいい軍人で、ナチス親衛隊っていうそうだ。お母さんは、すごくキレイで大好きだ。少し年上のお姉ちゃんがいて、4人で暮らしている。なんだか近頃は、戦争なんだって。ぼくも戦いごっこで遊ぶんだ。

お父さんが、昇進?するのかな、もっと偉い人になるみたいだから、遠くに引越ししなきゃいけないって。友達と離れるのがいやだよ。

新しい場所は、よくわかんないんだけど、凄く立派な建物だ。お手伝いさんもいる、けど縞模様のパジャマを着て、足も悪いみたいだし、全然喋らないし元気なさそう。警護してくれる軍人さんもいるんだ。かっこいい制服着てるな。塀の外には行くな、って言われてるけど。余計見たくなる。あっ、窓から見える。針金みたいな塀の中にいっぱい人がいる!

しめしめ、ここを通れば外に出れるんだな、抜け道見つけたぞ。少し行ってみよ。えーっ、ここには縞模様のパジャマを着た人がいっぱいだ。誰なんだろ。あっ、僕と同い年くらいの子もいるぞ。

 

「あのぉ、こんにちは。。きみは、、えーっと、」「なんかたべものもってない?」

 

あの子、いつもお腹空いているんだなぁ。サンドイッチあげようと。チョコも。仲良くなって一緒に遊びたいな。だってここには友達いないし、つまんない家庭教師と、かっこいいけどこわい軍人のお兄ちゃんしかいないんだもの。

近頃、お母さんが変だ。いつもはキレイにお化粧して、すてきな服を着ているのに。元気もないし、お父さんとケンカしているみたいだ。そういえば、あのパジャマの子達も大人もいじめられてるみたいだったし、お父さんが何か知っているのかな。

今日は、ナチスの偉い人達が沢山来る日なんだって。映画みてるぞ。ここからのぞけば僕にも見れるや。縞模様のパジャマの人達が、楽しそうに歌ったり演奏したり、走ったり、ご馳走食べたりしてる、塀の中はこうなんだ。良かったー、お父さん。

パジャマの子と約束した。僕も塀の中に入れてくれるって。サンドイッチくれればって言われてる。おやすいご用だ。明日が楽しみ、中には何があるのかなぁ。

いよいよ今日は塀の中にはいるぞ。サンドイッチも持ったし。いつもの抜け道だから慣れたもの。パジャマの子、塀の下掘ってくれたんだ。気をつけないと。よしよし、くぐって入れたぞ。僕の分もパジャマ用意してくれたから、急いで着ないと。

さてと、少し歩いて見ただけだけど、この間みた映画とはだいぶ違う?なんだか思っていたのと違う気がする。

えっ!なんか集まれって言われてるみたいだけど、なになになに???

感想

結末が悲しすぎる。子どもがひたすらに可愛そうに思えるだけ。でも、そんなに気軽に入れる?なんかあやしさ感じてたよね。煙が煙突からもくもくしてるんだから、匂いするだろうし、その鉄条網、電気ビリビリになるのに。監視兵はどうした?とか。

しかし実際のところ、所長の家族は、中で起こっていることを把握していたのかは気になるところです。

収容されていた当時子どもだった方の手記に、「昼間はヒマだった、積み上げられた死体の数を数えてやり過ごした」あることから、パジャマの子のように過ごしていたのかなぁと思います。

参考図書はこちらです。

 

ではまた!

 

 

いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)

いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)

 

 

夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録