【レビュー】タクシー運転手〜約束は海を超えて〜【期待裏切らない】
こんにちは、みちです。
今日は、評判良い作品をみたら、評判通り面白くて、ホロリとさせられた話です。
あらすじ
ソウルのタクシー運転手が、ドイツ人記者を光州まで連れて行き、民主化運動を取材して、ソウルまで帰って来るまでの話です。
しかも、何がしかの民主化運動に賛同して、志を持って、取材しにいくのではなくて、
タクシー代を稼ぐ為にいくわけです。自分に頼まれた訳でもなく、お昼ごはんを食べている最中に、「光州まで行く外国人を乗せて、10万ウオンもらうんだ」というタクシー運転手の話を小耳に挟んだところから、彼の仕事を横取りする形で。
キャスト
タクシー運転手役は、ソン・ガンホ氏なんですけど、私は、初めて彼の演技を見たので、なるほどこれは、彼の演技ありきというか、彼が全てである気もする。
ドイツ人記者を、韓国で迎えタクシ運転手の手配をする役の、英語が素晴らしく渋いおっさんは、(ラブレインでチャングンソクのお父さん役だった)相変わらずカッコ良かったし、
光州に着いて、帰られなくなって、一夜の宿を提供することになった家のご主人も、どこかで見たけど、思い出せないままでいたが、最後の笑顔が切なく印象深かった。
学生運動で怪我をした息子を心配する老婆役の女性も、どこかでお見かけしたが、同様に思い出せないままで、力なくへたり込むところなぞは、韓国の想像通りのオモニで良かった。
脇役で、光ったのは、やはり、通訳役の学生である。
彼が、軍に追い詰められて、もはやここまでかの時に、「サリョ、ジュシプショ」助けてください、って言ったらやだなーと思った。だから、この時のセリフは、彼の人間性が現れていて、すごく感動的だった。
まとめ
というわけで、脇役も相当良かったですね。
ソンガンホ氏は、最近の作品、「パラサイト 半地下の家族」でも注目されましたし、スッキリでインタビューされた姿も、人柄の良さが出てました。
私が個人的に、雑談が苦手なので、映画の中での彼の自然な会話が、すごく素敵に見える。
ごちゃごちゃ言う独り言や、誰かとの会話のなんでもないようなシーンがあってこそ、
1人でソウルまで帰ろうとしたが、結局後ろ髪引かれて、光州に戻るシーンが際立って来ると思う。
私が小学生の頃にこんなことがあったとは、、民主化とは、春とは、、、また一つ気がつかされました。
みなさんは、どう感じるでしょうか?
ではまた!