【感想】昼顔ー映画版【こんなに深い話だったとは!】
こんにちは、みちです。
今日は、前々から、何でこの俳優さん達この作品選んだんだろ、と思っていた、昼顔を見てみました。
とりわけ、斎藤工さんが不倫の話をどうして選んだ?って思ってまして。
不倫だけど純愛だ
なるほどーーーーー。納得しました!
てか、既にドラマでめちゃくちゃ話題になっていたんですね。もー、何も知らんかったですけど。 世の主婦たちを、キュンキュンさせていたとか、ロケ地巡りもされているとか。もう、この話を美化するのはやめて〜。
確かに、めちゃくちゃ純愛じゃないですか。めちゃくちゃ、素敵な心の触れ合いじゃないですか。
ピュア、っていう言葉がこんなに頭に浮かんだ映画はないです。 マディソン郡の橋に次ぐ、不倫純愛物語。
(↑女追いかけて都落ちかあ、の返しに、愛する人がいたら当然じゃないですかと真顔)
で、何がこの話を深めているか、と言うと、 不倫されて辛い側の人間も登場させているところ。 妻はもちろんですけど、このキャストの立ち居振る舞いが、興味深いですね。緊張感ありました。
妻の狂気も、来るぞ来るぞと思って、終盤のお祭りのシーンからは、やな予感しかなかった。
でも、私も妻だから、この狂気もわかるわ。 だってね、こんな種の純愛されてたら、もうダメだもん、絶対。倫理的に許せない、とかではなくて、もう人間関係の終わり。人間不信の始まり。引くに引けない。身をね。
辛みだわ。
制度的には、妻は守られているけど、それが何だっていうか、それしか支えがないっていう弱さ。
だーかーら、美化しないでほしい。信用と信頼で成り立つ関係なんだから、ピュアを持ち込まれたら、もうかなわん。
ふたりの姿が、猫に見えてきたくらい、生き物としての、自然な姿に見えて。
傷つく姿も、たちあがる姿も。
まとめ
いい話なんだけど、これがまた自然の成り立ちなのか、いい事あれば、悪いこともある、プラスマイナスゼロ、みたいな感じがしました。
↑終盤30分は、感情揺さぶられ度max!
思い出す蛍の光、怒涛のように押し寄せる甘く優しい記憶、悲しみの底にいるさわを見て、涙を流さない人はいるんでしょうか? ま、ま、いるだろうけど。
あなたは、一生に一度の本当の恋、経験ありますか?
(マディソン郡のキャッチコピー言いたいだけ)
ではまた。