シネマ!みちブログ

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★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

【感想】百円の恋【目は口ほどに物を言う】

こんにちは、みちです。

今日は安藤サクラ主演作、百円の恋を見たので、早速レビューを書いていきます。

百円の恋

百円の恋

  • 発売日: 2015/07/09
  • メディア: Prime Video
 

 

あらすじ

 安藤サクラ演じる、斎藤一子は32歳、子ども部屋おばさんである。

実家は、お弁当屋さん斎藤亭。

妹が離婚、一人息子と共に出戻ってきて一週間目。

ケンカになり、一人暮らしを始め、コンビニで夜間アルバイトにありつく。

マチュアボクサーとの出会いから、一子は少しずつ変わってゆくが、、、。

 

言葉を持たない人一子

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 とにかく、セリフが少ない映画であった。

一子は、怒りを感じても、言葉に出来ない。

グッと、言いたいことを飲み込むが、目は怒りを隠せない。

店長から「目つきが悪いってクレーム入ってるからな。接客する目つきじゃないんだよ」と言われる始末。

 

登場人物がみなそれぞれ独特

 一子が密かに思いを寄せるボクサーも、コンビニで一緒に働く男達も、個性が強すぎて最初は共感出来ずに、ただ笑えるだけ。

中盤からは、安藤サクラの演技力もあり徐々に引き込まれていきます。

いつの間にか、あんなにぶよぶよで、ボサボサ頭の一子がボクシングにハマってトレーニングするにつれ、引き締まりキレッキレのフットワーク姿に心打たれてしまいます。

 

相変わらず言葉少ない一子が、仕事でも恋愛でも弱き者ゆえに、何も抗えない怒りのパワーをボクシングにぶつけていく姿を見せられて、いつの日か一発逆転してくれるのかと期待します。

 

一子を傷つけた男たちを倒して欲しいのか、一子を軽く扱う店長に、同僚に、怒りを感じているのか、わたしは?

 

とにかく、一子が少しずつ、強くなっているのが、清々しい感じがして。

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まとめ

 なんでもいいからハマれる人は幸いである。

それで自信がつく。

 

一子とお父さんが飲みながらした会話で、お父さんが「年とってから、自分に自信がないのは惨めだからな。一子が俺みたいにならなくて良かった。」

 

が印象深い。あたしもお父さんが生きていて、こんな風に話せたら嬉しいって思う。

 

最後の試合シーンは、涙が出てしまうし笑えるし、絶妙なバランス感覚。

 

良き時間でした!

 

あなたは、自信持って生きていますか?

 

ではまた。

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