シネマ!みちブログ

シネマ! みちブログ

★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

ルーム room

今回は、TSUTAYAのサスペンス部門一位の作品です。(ドキュメンタリーっぽいですがフィクションでした)
監禁された女性が、どのように脱出して、その後どうなったか、の物語。

ルーム(字幕版)

ルーム(字幕版)

  • 発売日: 2016/10/16
  • メディア: Prime Video

あらすじ

私ジョイには息子のジャックがいる。今日もいつも通りにご飯を作り食べさせ、日中は一緒にお話をしたりする。夜になるとあいつが来るから、同じベッドで眠れないうえに、息子はクローゼットで夜を過ごす。ジャックは五歳になった。
この部屋で七年も閉じ込められているが私は諦めていない。逃げ出すことを。まず息子を逃がす。それから警察の助けを呼ぶ。
今日から脱出の練習をしよう。カーペットにくるむけど、怖がらないで。ごみだと言って、外に出すから、じっとしていること。きっと車で運ばれるから、信号で停まる時に飛び降りるの。大丈夫、きっと助かるから。

本当に上手くやった!私達は助かったの。
ここがママの家であなたには、おじいちゃんとおばあちゃんもいるのよ!

戻った時に変わっていたのは、母親が再婚していたこと。息子があいつとの間に生まれた子供だから義理の父親は嫌がっている。
マスコミも騒ぎはじめてる。
テレビ番組でインタビューを受けることにした。
本当に久し振りにお化粧してお洒落した。けれども、沢山聞かれて凄く疲れた。凄く落ち込む。

私は息子に何をしてあげられるだろう?

感想

実際にあった映画の基になったフリッツル事件では、犯人は父親。地下室に娘を監禁し7人も子供(孫)を産ませ、そのうち3人は、地上で養子として妻と育てた、という映画以上に恐ろしい話です。
犯人に対する嫌悪感は限りないものであるのは勿論です。しかし焦点は、命を授かった時に、産み育て愛することの困難さにあると。望まれた命かどうかに関わらず、子供をもつ人、見守る人に共通する課題なんじゃないかな?と、後半からは感じつつ、泣かされました。
でもでもでも、、ツッコミどころもあるんです。例えば、いくら好奇心強い子だとしても、絶対怖いはず!初めて外に、しかも母親から離れて。車から、初めて飛び降りる、警察と話す、とかも。五歳で、あの行動、凄すぎです。

あなたはどんな風に感じるでしょうか?

ではまた!