シネマ!みちブログ

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★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

最高の人生の見つけ方~the bucket list

ジャック・ニコルソンが病院経営で資産家のエドワードを好演している。

余命宣告を受けてから、過去をふりかえり、 残りわずかの時間を、後悔せずに生きようとする物語 である。

もくじ

  • 人生の価値の測り方
  • 余命宣告された2人は、どんな生き方をして来たか。
  • 死ぬまでにしたい5つの事 
  • 人類が幾度となく交わしてきた議論〜神はいるのか?
  • まとめ

人生の価値の測り方

冒頭 エドワードの秘書の心の声

エドワードは5月に死んだ。日曜の午後、雲ひとつなかった。
人の一生の価値など容易には測れない。
残された友人や家族によって測られるという者。信仰の厚さに寄るという者。愛によるという者。人生に意味など全くないという者もいる。
私は互いに認め合える人物が測るという方法が一番だと信じている。

人生の価値を他人が測る?
自分が納得いくのならそれでいいのでは。

余命宣告された2人は、どんな生き方をして来たか。

資産家エドワード
『結婚なら四回している。だが1人でいるのも好きだから困る。両立するのは難しいよ。』
『俺が唯一成功したのが、仕事との結婚だ。16の頃から金を稼ぎだした、性にあってな。やめられねえ。』

車の修理工カーター
『私の夢は歴史学の教授だった。大学に入って2ヶ月後にバージニアが妊娠してな、。大学は退学。若く、貧しい、黒人。しかも子が生まれる。仕事を選べる身分じゃなかった。復学したかった。あっという間に45年がたってしまった。』

エドワードは、財産という有形の資産、カーターは家族の信頼という無形の資産を構築した、ということだな。

死ぬまでにしたい5つの事

エドワードが経営する病院で、同じがん患者として、同室で過ごすことになる2人。
エドワードは、カーターが書いたメモをみつけて、さらに項目を付け足す。

棺桶リスト

ー見ず知らずの人に救いの手を差し伸べる
ー涙が出るほど大笑いする
ー荘厳な景色を見る
ー世界一の美女とキスする

あと一つは、、。スカイダイビング。

エドワードの資産をふんだんに使って、リストに描いたことを、実行に移す旅が始まる。
テンポがいい。いかにもアメリカらしいノリ、景色。アフリカ、インド、ヒマラヤ、エジプト。

中国、万里の長城だけ、行ったとこが出てきて嬉しい。

人類が幾度となく交わしてきた議論〜神はいるのか?

プライベートジェットで旅を続けるなかで交わされる2人の会話。

「星は、神の最高傑作の1つだな。」
「あんた、その神ってのが、何もかも創ったと思っているのか?」
「あんたは?」
「俺がこうして星を見上げて、あれやこれや誓えば、悩みが消えると信じている男だと思うか?」
「ありえん」

「じゃああんた、なにを信じてる?」
「信じてるものなんて何もない。生きて死ぬだけさ。」

信仰を持ち、家族がいるカーター。
お金はあるが、信仰もなく家族も失ったエドワード。

やがて旅の途中、大切なことに気がついたカーターは、家に帰り、喧嘩別れしたエドワードに手紙を残し、死を迎える。

人生を楽しめ
あんたは皆と違うと以前言っていた。その通りだ。
だが同時に皆の中の一人でもある。

エドワードは気づくのだった。自ら、娘に会いにいくべきだ、と。

まとめ

体験、経験してこそ大切なことに気がつくーそれが生きること。

さて、あなたは、どう感じるだろうか?

ではまた!