シネマ!みちブログ

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★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

シンドラーのリスト その③

シンドラーの助言、パワーとは

酔っぱらうアーモンに話しかけるシンドラー

『なぜ悪い酒を飲む?上物を送ったろ。いつか肝臓が爆発するぞ』

『君を見てるが決して酔わない。驚くべき自制心だ。自制心はパワーだ』

ユダヤ人はそれを恐れるのか?』

『我々の殺す力を恐れてるさ、理由なく殺す力を、ね』

『犯罪者を死刑に処すと気分がスッキリする。自分を殺せば更に気分がいい』


シンドラーの思いは、アーモンに伝わるものの、、、。

『盗人が引き出されて、皇帝の前にひれ伏し、命乞いをする。

殺されると知っててね。

だが皇帝は彼を許す。その虫けらを放免する。

それが力だ。アーモン。それが本当の力だ。

慈悲深い王、アーモン』

プワシュフからアウシュビッツ

(時代背景)
ユダヤ人の移住問題から迫害になり、いよいよ、ヴァンセ-会議で、「最終的解決」という名の絶滅作戦が決まってしまう。

東側からソ連、西側からは連合軍に攻められ、追い詰められたナチスは、アウシュビッツ絶滅収容所にて、大量殺戮を加速させてゆく。)

琺瑯工場の経営の片腕として、大切にしていたユダヤポーランド人会計士、シュターンも移送となる。

「ゲートによく頼んでおいた。君に特別待遇を与えるように」
「あそこの、特別待遇、には、恐ろしい意味があるそうです。」

特別待遇、、、恐ろしい意味、、、とは、ゾーンコマンド(特殊任務)のことを指すのだろうが、説明はされていない。

ラストシーン

ゲートと取引をして、従業員達の命を守ることができた。シンドラーの持ち金がつきようとする時に終戦を迎え、従業員を工場から解放する。救われたユダヤ人は、収容所から歩いて町へと向かう。シンドラー亡き後も、彼らは、イスラエルにある、彼のお墓に花を手向け、いつまでも感謝を忘れない。

このシーンは、カラーであった。

まとめ

ホロコーストで起きた、ユダヤ人の凄惨な死やナチスの残虐さに焦点をあててはいない。
戦争で一儲けしようと思っていた一人のドイツ人実業家の生き方に焦点をあてた。 

シンドラーやアーモンのなかに、あなたも自分自身を見つけるかも知れない。

あなたは、どう感じるだろうか。

ではまた!