シネマ!みちブログ

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★4以上の映画が好きな、普通の映画レビュー。雑記も多し。

シンドラーのリスト その①

これは遠い場所で起きた昔話である、が同時に、今も続く物語である。

もくじ

・いかなる批判も気にしないースピルバーグ監督

オスカー・シンドラーは、ドイツ人実業家である

・ゲットーの中での暮らしぶり

・プアシュフ強制収容所長ーアーモン・ゲート少尉

・クラフクゲット-の解体

オスカー・シンドラーの助言

・プアシュフからアウシュビッツ

・ラストシーン

・まとめ

いかなる批判も気にしないースピルバーグ監督

スピルバーグ監督は、ウクライナユダヤ人である。

生きているうちにやるべきこととして、ホロコーストに向き合うことは重要なことで、ジュラシックパークを当てて資金を作ったようだ。

意外だったのは、映画公開当時、ユダヤ系からは、批判的な声が多かったということ。ドイツ人実業家を美化し過ぎ、とか、エンタメにするとは!など。この辺りは以下の動画を見て引用。

町山智浩の映画塾!「シンドラーのリスト」【WOWOW】#205

オスカー・シンドラーは、ドイツ人実業家である

シンドラーは、琺瑯の鍋を作る工場を安く買い取ることができた、資産家であり、ドイツ人で、ナチス党員でもあった。その工場の労働者として、ユダヤ人を雇い強制収容所行きから守った。その動機は?善人なのか?それとも、、、。

350人が1つの目的の為に働いている。金を稼ぐため、僕の為に。
僕のことをこう思い出して欲しい。すごいことをしたヤツだと。無一文でやってきて、破産した工場を買い取り見事再建した。大きなトランク二個に札束を詰めて去って行った。世界中の財宝を詰めて。
シンドラーのセリフから

ゲットーの中での暮らしぶり

ゲット-とは、ユダヤ人が住む場所として決められた地区のこと。ヨーロッパ各地に点在していて、映画では、ポーランドの古都、クラクフが舞台だ。

地域によって差はあるが、食糧は配給制でも不足していたり、不衛生であったのは共通していたようだ。人口密度が高い、飢え、寒さの為に、病気になり死者も多かったという。

後に、アウシュビッツへと送られるとわかっているだけに、最後のセリフが、、、。

「久しぶりにものを考えた」「火を囲んで皆と話すのも久しぶりだ。」
「トラックにも積まれず、まだ商売がもってる」「もう下にはおちないわ。どん底ですもの」
〜ゲットー内でのユダヤ人達の会話から