【検証】私の仕事はどこに消えた?~20年間で消えた仕事~
こんにちは。
パン工場パート主婦みちです。
今日は、20代の頃の仕事を振り返りつつ、いかに変わったかを確認してみます。
《もくじ》
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- 証券会社~株価を伝える
- 生命保険会社~セールスレディと呼ばれて
- 旅行代理店~大使館や航空会社などひたすら移動
♦証券会社~株価を伝える
富裕層のおじいさまから、午後3時を過ぎた頃、その電話は交わされる。
「今日の○○の板、教えて。」
私は、おじいさまの保有する株価の高値、底値
出来高を一通り伝える。
売買はない。ただ伝えるのみ。
20年前、既にイー・トレードと言われるサービスはあったにはあった。
しかし、地方のリタイア後の裕福なおじいさまが、その日課を変えることはなかった。
毎日繰り返される同じ会話を、半ば機械的にやり過ごしつつも、今日も無事にやりとりできたことを有り難く思ったものだ。
♦生命保険会社~セールスレディと呼ばれて
短大新卒で入社した、とある生命保険会社。
ソレイユ営業室~逞しくあれ~
そんな表紙から始まった新入社員研修。
逞しく~~そこは、弱肉強食、生き残りゲームの
阿鼻叫喚の修羅場であった。
とにかく、アンケート(飴ちゃんをホチキス)自己紹介チラシ大量生産、大量配布の世界。
アンケートから入手した誕生日には、プレゼントを(手紙&飴ちゃん)。
誕生日半年前には、契約年令上がる前に是非とも加入をという、提案。
保険金額は、家族がいれば5000万で独身ならば3000万。
ざっくりである。
一方的である。
なんといっても、高額だ。
きょうび、賢い消費者なら、必要な保障金額をネットで、ちゃちゃっとシミュレーションしてみることだろう。
健康が失われた際の不安を煽る。
政府の医療、年金を信用してはならぬ、と触れ回る荒業。
耐えられた期間は、わずか11ヵ月である。
♦旅行代理店での任務
・大使館に行きビザ取得
・航空会社に行きチケットもらう
・旅行傷害保険の申込み
・旅のしおりセットを作る
・旅のしおりセットを、空港に送ってくれる会社に持って行く
お気づきだろうか。
旅のしおりや、傷害保険申込みなどの事務を除いては、常に移動している。
ただ何かを運んだり、取りに行っている、配送である。
電車と徒歩での配送作業。
しかも、気分は東京散策である。
チケットレスの時代となり、コロナで先行き不透明な業界になるとは。
毎日ほぼ散策、お気楽の旅行業は、わずか9ヵ月で終わりに。
夫の転勤に伴い富山へ引っ越し。
富山での派遣業務が、冒頭の証券会社である。
♦まとめ
今の20代は、ノマドやネットビジネスが盛んで、羨ましいことこのうえない。
時代は良くなっている!(FACTFULNESS風)
ネットで収入があって、家庭菜園で野菜を作れれば、最高の人生だなあ、とぼんやり思っている。
既に実践し、実現している20代30代がたくさんいることに、昨日気がつきました。(ツイッターを始めて)
シン・ニホン!
これからの、すさまじい嵐をくぐり抜けたのちの美しい世界を楽しみにしています。
あなたは、どんな風に感じているでしょうか。
ではまた。
【遭難】山スキーで道迷い
今週のお題「激レア体験」
山スキーをして道迷い、下山できず、翌朝救出されるという大失態から学んだこと。
🔹目次
1、道に迷ったと気がついた時には元の位置には戻れない
2、体力が残っていれば、眠っても大丈夫
3、救出のヘリが、自分を見つけてくれるまで時間がかかるのは本当
♦何故戻れないのか
「道に迷ったら、元来た道を戻りなさい」というのを、聞いたことがあるだろう。
そしてこれが正解であると断言できる。
なかなか間違ったということを、受け入れられずに、どんどん先へ先へと進んでしまい、気がついたら、後戻りできないという感じ。
まだ大丈夫だろうと思っているうちに、避難するのが遅くなるのと同じように。
私たち夫婦は山スキーで、白馬から乗鞍に向かっていた。ヘリポートがある場所までは、見通しもよく、問題なし。そこから先は、初めて行くところだった。時期が早い(3月)せいか、先に行っている人がいないようで、スキー跡がなかった。
途中、登りか下りで迷った。地図を確認しつつ、下りを選ぶ。そして、親沢という、谷間へと迷いこむことになる。
♦眠れば眠ろう
日が沈んで暗くなり、谷間で一夜を過ごす間に思い出したのは、新田次郎の小説であったり、登山家の著書である。
ツェルトを被って、闇の怖さをやわらげ、手足を絶えず動かし、凍傷にならないように祈った。
知っている限りのお経を心の中で唱えつつ
、眠れば眠ろうとした。あまりの寒さで、眠れやしないが、お互いに「寝たら死ぬぞ!」というコントばりのやりとりはしなくて済んだ。
♦携帯でSOS
翌朝、山頂に戻ることに決め、登り始めたものの、絶望的なスローペースで、焦りと諦めの感情で揺れていた。
見通しの少しよい場所で、「携帯が繋がるけど、どうする?」という旦那に、🆘を要求。
安堵したものの、ヘリが私達を見つけることができず、ぐるぐる旋回した挙げ句に、一度見えなくなった時には、ただ固まるしかなかった。
♦感謝とお礼
あの夜、‘’享年29歳3月3日かぁ、子どもまだ産んでなかったなあ‘’、とツェルトにくるまれながら、思っていた。
そこから不妊治療を経て、子ども二人に恵まれました。長野県警山岳救助隊、県民のみなさま、助けていただき、本当にありがとうございました。
【希望】うちの子供だけじゃないかも?怠けぐせがスゴいので
うちの子供たちが、あまりにも、グダグタなので、現実逃避的に、希望を書いてみる。
【希望】
・ゴールデンウィーク明けから4時間授業
・年末まで4時間授業
・来年の9月から進級
【ゴールデンウィーク明けから四時間授業】
ぼんやりと、また学校再開は延期になるかなと思っていた。
今日新担任の先生から、挨拶と現状確認の電話があり、区のやる気を感じてしまった。
子供たちは、この二ヶ月を、ほぼほぼパジャマで過ごしている。
めったに、外には出ない。
優秀国民である。自粛が完全であることにおいては。
体力、筋力激減の子供たちが学校生活に戻れるのか、すこぶる不安。
お昼までなら、給食による飛沫感染も避けれる。
給食関連の業者さん、パートさんを思い浮かべては、申し訳ないことこのうえない。
【来年の三月まで四時間授業】
コロナはなかなか落ち着かないと踏んで、今年度は、給食抜きで、午前授業にしてしまう。低学年は午前、高学年は午後の、2部制にすれば、密を避けられて、なおさら良いかもしれない。
【来年の9月に進級】
当然、授業数が少なすぎて、来年の4月の進級は無理。来年以降なら、9月から新年度とする制度化も、ゆっくり準備できる。
【まとめ】
成長期にある子供たちが、人との交わりを断たれた時、それが長期に渡るときに、心身に与える影響が計り知れない。
ぶるぶるするしかない。
とにもかくにも、健やかに育ちますように。
ではまた!
【深刻】本田健さんからのメッセージ
コロナ疲れとはいえ、これからどうなる?という動画は、ついつい見てしまいます。
今日は、特に気になる動画紹介をします。
「ユダヤ人大富豪の教え」で有名な本田健さんのメッセージを、受けとりましたか?
私が感じたことは以下の3つ。
1.想像以上に、深刻
2.こんなにスピリチュアル?
3.見ため優しく、声がよい
想像以上に深刻
コロナ危機でザワつきはじめた2月頃、YouTubeで熱く語られていたことは、悲観的だが、まあそうなるかなぁと思っていた。
例えば、
・オリンピック中止か延期に。
・緊急事態宣言。
・スーパーと病院が危険。
最新の動画では、今後7つの波のうち、3つだけ紹介されていた。
1、今現在進行形のウィルスの波
2、5月以降から、仕事がなくなる
3、秋以降、ウィルスの第2波
残りの4つは、有料オンラインでということである。
こんな風に、文章に書いてみて気がついたのは、何も驚くことはない、冷静になれば、ふむふむと思うものだ。
しかし、動画を見て、いよいよ本当にそうなるのか、やばっ、と感じたのは何故か?
本田さんの人脈は多岐に渡っていそうだ。
政府のトップ、アメリカを主とした世界的な出版関係者、インテリ読者層(セミナ-受講者含む)、ユダヤ人メンター、バシャール(どんな人?)等々。
ここから得ている情報網が、動画の彼に透けて見えるから。
醸し出す雰囲気、そのためだ。(根拠になるか?)
こんなにスピリチュアル?
「ユダヤ人大富豪の教え」を読んだのは、はるか昔、18年位前である。
同い年位なのに、めちゃめちゃ行動力あるなあ、メンタル強っ 、と思った記憶。
図書館で、著書を何冊か見つけて読んで、早期リタイアしたんだ、山の近くに住んでいいな、と。
動画の中で、しばしば繰り返される、「ボク、ちょっと直感強い方なので」。
見ため優しく、声がよい
著書を読みながら想像していたより、ふくよかで、優しそう。
Dear ken という動画では悩み相談のコーナもあり、なかなか面白い。
回答は、至って正統派。ここでもスピリチュアル感満載。次元上昇、などの用語もはさんできます。
まとめ
見た目がふくよかで優しそうであるが、発言内容は辛辣で現実的だ。
これから起きる、すさまじい大不況の波を越えた先に広がる、美しい世界を見てみたい。
美しい世界で生きていることを祈って。
皆さんは、どう感じましたか?
ではまた!
再び、ブログ始めます!
お久し振りでございます!
晴れて、問題解決したので、再び始めます!と言いたいところですが、結論から言って、一周まわって、なにも解決せずに、撤収しました。
問題解決の為に、弁護士さんに相談したり、役人さんに相談したり、右往左往。
結果どうにもならないと呆然。
パート先では、タイムカード打刻を、二日分も押し忘れる、というあり得ないミス。
そんな時に、コロナである。
泣きっ面に蜂、弱りめに祟り目。
しかし、気がついたこともある。
明日から、書いていこう。
また、よろしくお願いいたします!
三月の読書メーター まとめ
3月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:709
ナイス数:16
お金に学ぶ 東大で教えた社会人学の感想
東大の授業がわかるかな?と思ったが、スゴく簡単に説明されていて、読みやすかった。
15年前に書かれていたが、現在と状況はあまり変わっていないのだな、という印象。
日本国の破綻シナリオで、何貯金が十分の一になるくらい、という高インフレの表現が笑えた。
確かに戦後の破綻や、ドイツの世界一次大戦後に比べれば、緩やかだが、現状からすれば、阿鼻叫喚の大パニックなのに。
レバノンのデフォルトで、敏感になっているところでした。
読了日:03月13日 著者:草間 俊介,畑村 洋太郎
カイジ 「命より重い! 」お金の話の感想
借金の使途が、生活費だとしても、それは自己責任である。
こころに刻まれました。
読了日:03月13日 著者:木暮太一
もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない (幻冬舎新書)の感想
殺さなければ、殺される。という、激しい表現であるが、確かにそうだ。
介護で苦しむ子供の立場から、どうすれば最悪な事態、を避けられるかという、解が、本のタイトルであった。
介護だけでなく、追い詰められる親子の問題にも触れて欲しかったが、いずれにしても、解は、捨てるしかない。
一旦、ブログ休止します!
読者になっていただいた大切な方達へ。
よく、スタースタンプを押してくださった方達へ。
たまたま覗いてみた方へ。
とてもとても短い間でしたが、本当にありがとうございました!
私はいま、かつてないほどの、今までで一番辛く大変な出来事に遭遇して、翻弄されている最中であります。
全部のエネルギーと時間をかけて、解決に向けねば、という有様で。
ここで、詳しい事情を吐露して、スッキリしたいところですが、家族もいることで、ままなりません。
また、落ち着いて、再開、再会できる日がくるよう、祈りつつ、一旦お別れの挨拶をさせてください。
ちびゴリさん、オーガナザイズドさん、ウサキさん、kakoさん、meanderingmanさん、優しい太陽さん、他にも読んでいただいた方々、ありがとうございました!
なかなか、みなさまのブログも読めない現状ですが、1日も早く落ち着いて、また楽しく拝見したく思っております。
最後に、デールカーネギーの「人を動かす」から、引用文を書いておきます!(自分に向けての言葉ですが( ・∇・)
《最悪の事態を直視せよ》
《やむを得ない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること》
《落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること》
1.事実の把握
2.事実の分析
3.決断、実行
ではまた!
2020年 1月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1729
ナイス数:58
- 作者:常見藤代
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
貧しい人が、結婚式に招待されていなくても、しらっと、料理を食べにくるくだりに驚いた。
読了日:01月29日 著者:常見藤代
九十歳。何がめでたいの感想
確かに文句ばかり言っているお婆ちゃんであった。 家族について語る場面はないが、さらっと、別れた夫が、というところからうーむやはり一緒に暮らすとなるとなかなかに大変な人なのかな、と偏見を持ってしまった。 新聞の人生相談の回答者にはなれないくだり、や、若い女の子に全財産盗まれる話、捨て犬を飼う話など、口は悪いが、情に厚く、クスッと笑えて、スッとする。 しかし、二世帯住宅で暮らしている娘さんは、どんな思いで直木賞作家のお母さんをみておられるのか、気になるところです。
読了日:01月16日 著者:佐藤愛子
母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方の感想
図書館で借りたので、帯がなく、開成の校長先生とは知らずに読みました。 同意する部分と、出来ない部分が半々位であった。 勉強は体力があるから、女の子のようにコツコツやらないけどドカンドカンとやるから、見守るといい。思春期は素っ気ないが不安をいっぱい抱えている、など男女差ない話もあり。 お小遣いは追加するな、とか、テストなどのご褒美にやるのはやめろ、などは真似出来ないなと。 そんなに驚くべきことは何一つなく、この通りにできれば、それは素晴らしい人間だよーという、実践するのが、難しいものであった。
読了日:01月04日 著者:柳沢幸雄こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)の感想
筋肉が失われてゆく難病により、体の自由を奪われる一方で、知的能力は失わないばかりか、精神的な成長を遂げた鹿野さん。しかし苦悩も深く、肉体と意識のアンバランスさが辛い。介助するボランティアを丁寧に取材したが、この話をどうまとめるのか悩みぬく著者。 ボランティアをなぜするのか?どんな人がする傾向にあるか?継続する人と辞める人の差など知りたいことを網羅してあるのが良い。 私も体が不自由になる時が来たら、鹿野さんのこと思い出すだろうし、どこまでも生きようと選択するかも知れない。
読了日:01月04日 著者:渡辺 一史
高齢者の心理がわかるQ&A―ほんとうの高齢者を知るための、66の疑問の感想
想像以上に面白味がなく、ざっと読んでしまった。教科書のようだった。
読了日:01月03日 著者:
池澤夏樹先生と、いとこか?親戚の大学教授先生の対談。 教授先生が、とにかく表現が分かりにくいけど、池澤先生の噛み砕いた言葉でなんとか最後まで読めた。 聖書が巻物であったり、口承伝達だったころを思えば、成る程コーランやユダヤ教が音読重視なのが理解出来た。聖書を書き残したユダヤ人については、とにかく聖書研究に時間とエネルギーを注いだことがわかった。また、ユダヤ人差別が、ユダ(キリストを裏切ったイスカリオテのユダ)と同じ名前だったせい、というので、やはり関連してたかと納得した。
読了日:01月03日 著者
図書館講座に参加してみた!
一年に一度だけ参加している、文学講座に今年も行ってきました!
翻訳家、兼、大学教授の三辺律子先生の、海外文学講座であります。
もくじ
- 感想
- 先生おすすめ本
- 気になる本
- まとめ
感想
今回で3回目の参加になる。最初は、久しぶりの学校の授業を受けているようだったのと、子どもに時間も精神も投入している日常の中で、刺激的な経験であった。
しかも、翻訳についての講座だったので、久しぶりに英語を読んだり、外国の暮らしに触れたような気になり、とても良い思い出。
去年は、何故だかよく覚えていなく、おそらく興味ない分野だったのだろう。
で、今回は、どストライクの内容で、来て良かった〜と思いました!
『グラフィックノベル』の紹介、に終始したもので。
海外で出版されている、オールカラーの漫画のことだそうで、主にアメリカとフランスのものが紹介されました。
三辺先生は、ヤングアダルトと呼ばれる児童文学の翻訳をされていて、ファンタジーものが得意分野であるが、今日は割と歴史的社会的分野を紹介してくれたから、嬉しい。
三辺先生おすすめ本
強制収容された経験を持つ父のことを、息子目線から、
親子関係を軸に描かれているらしい。
父親と息子と息子の彼女の3人でドライブ中、ヒッチハイクで黒人を乗せたら、父親が黒人を乗せたことを嫌がり、彼女がドン引きするというくだりが印象に残ったそう。
映画にもなってるそう。イランイラク戦争時、おじさんが革命家で、上流階級生まれの女の子、6才から14才までの自伝的なお話。
リビアにいた、アラブ人の自伝。
シリア内戦下、女の子の話。
「ラッカは静かに虐殺されている」という映画の
お話とともに、“遠いところだと言って、知らないでいるということは、怖いものだなぁと思う”とのこと。
とある4コマ風刺漫画で、先生がクラスの子に「他の国で起きている悲しいことについて知りたいひと!」というと、誰も手をあげないが、「もし、自分に辛いことがあつたら、誰かに聞いて欲しい人」と聞くと、皆手を挙げる、というのを聞き、たしかにそれあるなぁとおもいましたね。
気になる本
大人向け絵本も教えてくれて気になったのがこちら。
ムーア事件と言われる、イギリス?での虐待事件をもとに書かれたそう。
タイトルで、おぞましい、を使うのね、と気になりました。
先生が、小さな頃に見て、コルクって、まんま木の実なの?と思っていたそうな。私も知らなかったわ。
大人目線で読むと、お母さん牛が、皆と交わらずに花のにおいをかぐ子ども牛に「なぜ皆とあそばないの?」と聞いた後の、対応に注目です!とのこと。
まとめ
既に読んだ方がいるかもしれませんが、あたしはーーー高校生になるまで、ほぼ漫画しか読んでおらず、絵本も知らないものばかりで。子どもの読み聞かせも、あまり好きになれずに。
(幼稚園での読み聞かせボランティアで、息子に授乳しながらしたら、怒られて、イヤな記憶になる)(子どもが赤ちゃんの時、膝にのせてしていたら、明らかに嫌がる)
先生ってやっぱりすごいって思います。紹介している、1時間半、ずっととめどなく、言葉が適切に出てきて。
すごくたくさん知識あるのはもちろんだが、何より、とっても楽しくて面白くて、こんな感じで、ここが見どころだよって、伝わってくる。
短大のイギリス文学の先生も、ずっと物語の顛末を話してる人がいて、ネタばればれだし、コレって本読めば良くね、聞く意味ある?、月曜の一限から勘弁してよっていう。
しかし、思い出すのは、そんな、熱のある授業、なんですよね。そして、自力で読むのは無理っていう本だから先生から聞くのがお互いにとって良い。古典だから、大抵は。シェークスピアとか、嵐が丘とか、チャタレイ夫人の恋人とか、ダブリン市民とか。
物語の行方が気になるだけだから、媒体はもう何でもいい。映画でも、舞台でも。視覚からくると、印象強いし、人間のオーラが強くて、感動も大きい。
読書は、しみじみと、想像ふくらむのが、良い。
聞き語りは、その中間で。人間のオーラ(話し手の)を感じつつ、想像も膨らむ。
オリラジあっちゃんの、エクストリーム文学も、大好きだ。熱あるし、面白い。特に、三島由紀夫の金閣寺は、自力で読んでないから、面白かった。
これからも、熱のある授業、楽しみにしています。
あなたは、どんな授業、先生が、好きでしょうか?
ではまた!
こんな夜更にバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち
フリーライター渡辺一史さんが、介助ボランティア取材するうち、自らもボランティアに組み込まれながら、いろいろ思うこと、気がつくことを悩み、綴った作家デビュー作。
もくじ
- 読後の感想
- 鹿野靖明さんについて
- 障害者福祉について
- 健常者という普通
- ボランティアする人々
- 人と人の関わりについて
- まとめ
読後の感想
大晦日の紅白を聴きながら、著者がどの様に、障害者と介助者の関係をまとめあげるのか、鹿野さんの病状や死生観について知りたくて、夢中で読んでしまった。
著者はものすごく悩んでいたので、そこがまた良かった。
福祉制度や、障害者に対する差別偏見などに満ち溢れる今の日本についての愚痴に終わるなら、つまらない。
感動させようとするのはやめて欲しい。
鹿野さんを人格者と崇めたり、ボランティアの人々が善意で溢れているだけなら、嘘っぽい。
そんな見方で読み進めて、最後まで、期待は裏切られることなかった。深掘りしながらも、ボランティア一人ひとりを傷つけることなく、その動機や継続する理由について、わかりやすく書いてあり、素晴らしいの一言。すごい文章力。
最後の章にきて、鹿野さんの死を迎えてしまう。お葬式の連絡をしたり、参列者の人の多さに驚愕したり、鹿野さんの住処の整理を通して、家族のような役割を果たす著者。改めて問う、人と人の関わり。
あたしはーーーどうやって人と付き合ってきただろう、、これからはどうする?と自問している。
鹿野靖明さんについて
鹿野靖明さんは、小学6年の時に、筋肉が衰える病気であると診断される。妹が、肢体不自由かつ知的障害を持っているため、自立心が強い。
中高校時代を過ごした施設が、すごく嫌だった。
人口呼吸器をつけており、24時間の介助が必要。寝返りもうてないので20分おきの体位交換のため、寝不足。不眠。
ケア付き住宅で、自立生活をしている。
障害年金と生活保護で生計をたて、有償、無償ボランティアに介助を依頼している。
一度結婚して離婚している。子どもはいない。妻が、自分の介助ボランティアと恋に落ちていた、と離婚後に知る。(慰謝料10万で、酒を飲むくだりが悲しい)
自分の気持ちに正直。欲望も隠せない。
介助ノートでボランティアと意思疎通をはかる。
障害者福祉について
障害者だけ集めた施設はいらない。
障害者に必要なサービスは、今後高齢者が増える日本の健常者にとっても、必要なサービスだ。
健常者という普通
鹿野さんは、夜あまり熟睡できない。想像してみてほしい。20分位ごとに、床擦れができないように、体をずらしてもらうのだ。八時間睡眠としても24回。起きちゃうでしょう、ふつうに。そのために不眠症。
バナナ食べたい、と介助ボランティアを起こし、バナナの皮をイラつく態度でゴミ箱へ投げすてた介助者。
イラつく介助者に怯まず、もう一本、と言う鹿野さんに、怒りを通り越して、もうなんでもしてやろうじゃないかと思うボランティア。
人の自然な欲求を満たすことが、鹿野さんだとワガママと言われてしまう。
健常者なら、当たり前でふつうのことだが、人手を借りるなら、我慢しないと、ワガママ。
ボランティアする人びと
福祉士になりたい学生。
医師になりたい学生。
社会的活動に参加したい主婦。
精神的に埋めたい、欠乏感ある人。
弱い人をみて、安心したい人。
人と人の関わりについて
鹿野さんとボランティアが深く広くつながりあいながらも、別れもあり、ケンカもある。
鹿野さんは、なんでこんなに格闘して生きているんだろうね、と自問していた。
死んだほうがましだ、死なせてくれ、と言われていた元の妻がつぶやく。
あなたは自分で命をたつことも、手助けしてもらわないと出来ないの、と。
最後に息を引き取った場所は病院で、有償のプロ介助のかたが看取ったという。
両親はじめ、有償無償ボランティアを帰した後の、死、だったのだが、鹿野さんが望んでいたものかもしれない、と。
ボランティアには、責任を感じてほしくないという。
まとめ
とても濃密な人間関係。生きる上で絶対必要ならば、超内向的なあたしでも構築するのかもしれない。
どこまで医療や治療をしてもらうのか。
誰に頼るか、どのように助けてと言うのか、悩む時がくれば、またきっと鹿野さんのことを思い出すだろう。
あなたはどう感じるでしょうか?
ではまた。
12月の読書メーター
12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1024
ナイス数:82
ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと? (のりこえブックス)の感想
19人の著名人がそれぞれの立場で主に朝鮮人に対する差別について述べられていて、きっと、どの人も正しいし、正論なのだろう。村山元総理は、たった二ページの短い文章だが、ものすごく分かりやすく、はっきりと言い切っているのが、爽快であるがそれこそが論争を招いたのだろう。サリン事件の河野さんは、大変な逆境のなかで、嫌がらせに丁寧に対処されてきたことが感じられた。何が差別で、どんな人がされていて、他の国でも禁止されていることが説明されていた。
読了日:12月01日 著者:
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
読了日:12月02日 著者:リンダ グラットン,アンドリュー スコット
Q人生って? (幻冬舎文庫)の感想
ばななさんが、悩みに答えるっていうことをされているのは意外でした。小説家の印象しかなかったので。非常に読みやすく、回答も納得。仕事で苦手な人がいる問題では、一秒でも考える時間をなくすようにするという。嫁姑問題、浮気、別れた人忘れられない、不妊、セクハラで悩ましい職場、天職、など人間関係と仕事の悩みが主。深い恋愛が出来ない悩みについては、相談者に寄り添いつつ、浅い恋愛ならいいのか?自分と相手に傷つけているのでは、と、確かに!と思う事がありました。厳しい内容も、やさしく感じる文面でありました。
読了日:12月13日 著者:よしもと ばなな
日本人に知ってほしいイスラムのこと(祥伝社新書) (フィフィ)の感想
フィフィの生まれたエジプトが映画大国だが、レバノン映画、キャラメル、をオススメしていた。砂糖を煮詰めて作った飴状のキャラメルを肌に塗って脱毛するワックスの元祖であったとは!布で覆う女性達が、家の中では、普通の服装らしい。だとすれば、外出時に体に巻き付けるのはストレスになりそうだなとかんじますが、襲われる危険の方が勝るんでしょう。食事では、不便そうだなと。イスラムの知識ゼロの私には、とても読みやすく、午後の昼下がりで読み切れました。
読了日:12月20日 著者:フィフィ
読書メーター
ぼくの村は壁に囲まれた 〜パレスチナで生きる子ども達
今日は、新聞記事を見て思い出した本についての紹介をしてみます。
もくじ
- 気になった新聞記事
- 参考になった本
- まとめ
気になった新聞記事
クリスマスイブの日経(夕刊)の社会面の記事
『聖地』に輝くバンクシー
ベツレヘムに新作という見出しでこちら↓
正体不明の路上芸術家バンクシーが、ベツレヘムにあるホテルに、新作を展示。作品名は『ベツレヘムの傷痕』。ホテルは、世界一眺めの悪い、のが売りの『ザ・ウォールド・オフ・ホテル』。全ての客室の窓から分離壁が見えるそうだ。
バンクシーって誰?と思って検索してみたけど、謎でした。しかし、既にとても有名で、ドキュメンタリー映画も監督しているようです。
モノクロで色や大きさがわかりませんが、キリストが生まれた家畜小屋で、ヨーゼフ父さんとマリア母さんが赤ちゃんキリストを見守る姿がとてもかわいらしい。牛や馬?もかわいいのだが、壁が怖い感じです。銃弾による穴は、キリスト生誕を東方の三博士に知らせた『ベツレヘムの星』を表してもいるそう。
参考になった本
先日イスラエルの占領政策のいきさつと、パレスチナ自治区の現状について書かれた本、こちら↓
- 作者:高橋真樹(たかはし・まさき)
- 出版社/メーカー: 現代書館
- 発売日: 2017/04/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
を読み終わったところなので、おぉぉぉ!分離壁を忘れない人がいる!と思いつつ、この本に会うまで、分離壁の存在を知らなかった、私のような無知で無関心な外国人にも、気がついてもらえるといいなぁと思ったんです。
私は、特に政治的な問題意識を持って、分離壁を無くすべきだーと声高に叫ぶつもりはなく、単純に、びっくりしていたところだった。だって、このご時世に、いまだに人種隔離をする為の壁を作り、継続させ、やめるつもりがないなんて、ありえるーー?!しかも、壁をつくり、そこに閉じ込めパレスチナ人を迫害しているのは、イスラエル人、つまり、かつては同胞が自分達が迫害され、ゲットーに押し込まれ虐殺された歴史をもつユダヤ人だっていうんだから、もうどういうこと?!なわけで、復讐なのか、行き過ぎた防御なのか、何があった?と混乱の渦にいるわけです。
誤解されない為に補足すると、ホロコーストで収容され、生き延びた後、イスラエルに移住したユダヤ人たちは、パレスチナに対する迫害政策に抗議の意を表明している。
イスラエルに住み迫害しているユダヤ人は、ホロコースト以前にヨーロッパから、移住していたものたちが主らしい。
さらに、強制収容を回避することができた人たちは、抵抗もせずに収容されて強制的にせよナチスの手下となり労働するとは、情けないという感情も持っているらしい。
ヨーロッパにいた頃には、さまざまな差別に晒されていた経験を経て、自分達の国を作り上げた自信にあふれた誇り高きユダヤ人が作った壁なのであるから、これを壊すことは容易でなさそうだなぁと思う。
一方で、パレスチナ人は可愛そうなだけなのか、というと、なかなかにしたたかで力強いなとも思う。
そもそも、ユダヤ人に土地を売ったところから、始まるらしい。
ヨーロッパから、移住してきたユダヤ人がコツコツと少しずつパレスチナ人たちの土地を購入して、農地にしたり、自分の家を建てるという普通の取引が行われていた。
とても儲かったパレスチナの人もいるかもしれない。(うわさはないが)気が付いたら、とてもパレスチナ人の土地が少なくなっていたという。
イスラエル建国以降の70年の間に4回の闘いにも負けて、現在の自治区に閉じ込められたままであったり、新築は建てたら駄目、自治区出入りには専用のゲートを通らないといけないなどの不便な生活を強いられている、にも関わらず、未だに闘う意識が満々なのがまた驚きであった。参考本はこちら↓
万引き家族
カンヌで最高賞を受賞。はやくも地上波で放送されましたが見ましたか?。PG12指定。
あらすじ
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。
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感想
PG12って初めて知りました。12歳以下の人は、保護者と一緒に気をつけて見てくださいねって言うものだが、気をつければいいっていう映像ではなく、あわてて停止しちゃいました!!
信代の妹の亜紀が、風俗で働いているシーンだったが、日本らしいなという気がするのと、割りきった感じであるが奇妙な雰囲気が漂い、孤独のせいか何故かわからないもの悲しさが感じられた。何故この仕事をしているかがわかると気持ちすっきりするが、明かされない最後のほうまで。
お婆ちゃん、お父さん、お母さん、長女、長男、次女という構成の家族として暮らしているが、血縁関係はひとつもないことが、明らかになるにつれ、繋げているものは何なの?と考えさせられる。特に、次女を、虐待されていたところから救っているわけだから(誘拐だけど)、優しさと愛情を持ち合わせていそう。だが、ただの貧しさだけでない、異様な雰囲気がずっとつきまとうので辛い。
終盤、夫婦としての繋がりが、明らかとなり、お婆ちゃんが人を騙していて、長女は騙されており、長男次女は、実の親子関係を奪われるという惨澹たる結末は、まさに今期のカンヌのテーマである、見捨てられた人達、に相応しいだろう。
多くの賞を総なめにして、演技力も好評価のために、うっかりと、社会的弱者を作り出す仕組みや人が悪だ、と思わされるが、何か違和感があるのを忘れないでおきたい。
彼ら(大人)は、罪を犯しているだけでなく、自分の利益しか考えられない、そのためには何でもありの、底抜けに怖い人達だということを。何でもできるほどの、憎しみや怒りを持つに至る不幸があるとしたら、不幸を社会や環境のせいにするのは、救われない気がするから。
是枝監督が伝えたかった事を受け止めているかどうか、全くわかりませんが、もやー( -_・)?としてしまいました。
あなたはどう感じましたか?
ではまた!
この世界の片隅に
第二次世界対戦下、広島で暮らした一主婦の物語。TSUTAYAで子どもとみたい映画の棚にあったので、借りて観ました。
あらすじ
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。
夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。
ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。
感想
子ども達は、戦争の話が嫌いというか、怖がるので、一緒にみることができず、一人で観ました。が、結果的にそれで良かったと思います。というのは、想像以上に大人向けでしたから。アニメというので油断していたのですが、艶っぽいシーンが意外と多くて、どきどきしました。特に、小学校の同級生哲、と再会したくだりでは。あわや、、、。すずの性格上、雰囲気に流されて一線を越すことはあるまい、と思いつつ、かなりいい流れがあったので、もしやって期待半分、安心半分でした。夫の周作さんが、積もる話しがあるだろうって、二人っきりで部屋に行きなさいと促した時に、なんでそんな事わざわざするのか不思議で。原作にあたってないのでわかりませんが、すずに対して罪悪感でもあるのでしょうか?遊女リンの存在が影響ありそうですが、映画では、リンと周作さんの関係はないので、謎でした。
あまり戦争と関係ない感想なのですが、そもそも社会や世界の在り方に焦点を当てていない、たまたま時代がそうだったという感じがするのです。勿論、暮らしは戦争に翻弄される。しかし物語の軸は、夫やその家族との関係、姪の命を守れなかったことで変わりゆく義理の姉との関係、といった家族にあるわけです。なので、普遍的なものであるなという印象。一方で見合い結婚やその家族との同居などは随分変化したのだなと思う。僅かこの二代のうちに。
すずは、心の支えとして、絵を描く才能を大切にしていて、周囲も見守るわけで、随分婚家でも大事にされて、悲惨さは全然ない。金子みすゞさんの人生のように詩を書く才能を夫により徹底的に妨害され、抑圧され、梅毒に苦しむというような悲壮感がない。(時代は遡るが、見合い結婚や、女性差別という所は似ていたという意味で)とにかく受け入れる、そして悲観しない。だから、主人公が苦しんで、大変な思いで戦時中生きていた、という話では全然なくて。かと言って、とにかくポジティブというわけでもなく、淡々と飄々と暮らしているすずさんの姿が、これと言った強いメッセージを発することもなく。サラーっと、した感じ。漠然とした表現ですが。こんな風に生きれる人は、幸せ感度高いのだろうなぁと。なので、すごく感動したというのはなく、共感もなく、こんなタイプって、結局のところ最強なのかもしれないと感じました。
感動した方は沢山いるようなので、焦りますが、、。正直に書いてみました。
ではまた!
ダニー・ザ・ドッグ
あらすじ
ジェット・リー主演、リュック・ベッソン製作・脚本のアクション・エンターテインメント。共演はアカデミー俳優の一員となったモーガン・フリーマン。撮影は『トランスポーター』のピエール・モレル。ジエット・リーが孤独な主人公を表現するために、スタジオに一人で泊まり込みをして役作りに挑んだ意欲作。
5歳の時に誘拐され、バート(ボブ・ホスキンス)という男の奴隷として、犬のような扱いを受けて育てられたダニー(ジエット・リー)。成長した彼はアンダーグラウンドの格闘技場で戦って、バートのために金を稼いでいた。
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感想
平日午後地上波で放送されたところ、たまたま見たのだが、思いの外楽しめました。
まず、ジェットリーが出ていたから。リーリンチェイ時代の少林寺を見て即習い始め、黒帯になったあたりで、日本のとは全然型が違うやん!と気がつくという過去を思いながら、これがハリウッドでも頑張っていると噂で聞いていた姿なのねとしみじみと時の流れを感じました。
で、期待を裏切らずのアクションで、相変わらず格好いいんだが、セリフが無さすぎ!英会話を聞きたかったんです。(役どころ仕方ないか)犬のように育てられたのだからね。
ラストどうなんのよと、自我に目覚め、善悪の判断がついた上で、主人に対してどう行動する?という答が、これかこうなるしかないか、でもえぇっ、そんなやり方であなたが!という。
最高の人生の見つけ方でも演じている方だったんですね。モーガンフリーマン。思いきった行動でした。
ジェットリーが、ムーランの実写版に出るそうなので楽しみです。
ではまた!